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12 たこつぼ心筋症

たこつぼ心筋症の病歴

高齢女性に何らかの急激なストレスを契機として起こることが多い.

症状は呼吸困難や胸痛が多く,心不全,心室内血栓症,不整脈などを来しうるが,原則として可逆性かつ予後は良好で,再発も少ない.

急性冠症候群,くも膜下出血,褐色細胞腫との鑑別が肝要である.

急激なストレスにより大量にカテコラミンが放出された場合,カテコラミン受容体の多い心尖部の心筋は受容体のdown regulationを来す結果,動きが悪くなるため,心基部のみが動く“たこつぼ心筋症”が生じる.


たこつぼ心筋症の年齢分布(n=6,837)

90.4%が女性である.

Int J Cardiol. 2016 Apr 15;209:196-205. PMID:26896623


たこつぼ心筋症の誘因(n=1,330)


たこつぼ心筋症の病歴(急性冠症候群との比較)


合併症・予後

心不全・肺水腫は23[0-46

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