診療支援
診断

16 気管支喘息

気管支喘息の疫学

気管支喘息は人口の10%ほどを占める高頻度の疾患である.

小児喘息はダニなどに対するアトピー体質や,親の喫煙がリスク要因である.

高齢者喘息は心不全や肺気腫と鑑別が時として困難なことと,アドヒアランス不良で死亡例が多いことが問題である.

気管支喘息の有病率は0-14歳で8-14%,15歳以上で9-10%である〔Nihon Rinsho. 2016 Oct;74(10):1603-8. PMID:30551268〕.

未就学児の気管支喘息のリスクには男児{OR 1.70(1.54-1.88)},受動喫煙{OR 1.51(1.04-21.8)},アトピー性皮膚炎{OR 2.02(1.58-2.57)},気管支喘息の家族歴{OR 2.20(1.54-3.14)},IgE高値{OR 2.36(1.56-3.58)}がある〔Curr Allergy Asthma Rep. 201

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?