気管支喘息の疫学
◉気管支喘息は人口の10%ほどを占める高頻度の疾患である.
◉小児喘息はダニなどに対するアトピー体質や,親の喫煙がリスク要因である.
◉高齢者喘息は心不全や肺気腫と鑑別が時として困難なことと,アドヒアランス不良で死亡例が多いことが問題である.
●気管支喘息の有病率は0-14歳で8-14%,15歳以上で9-10%である〔Nihon Rinsho. 2016 Oct;74(10):1603-8. PMID:30551268▶〕.
●未就学児の気管支喘息のリスクには男児{OR 1.70(1.54-1.88)},受動喫煙{OR 1.51(1.04-21.8)},アトピー性皮膚炎{OR 2.02(1.58-2.57)},気管支喘息の家族歴{OR 2.20(1.54-3.14)},IgE高値{OR 2.36(1.56-3.58)}がある〔Curr Allergy Asthma Rep. 201
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