診療支援
治療

尋常性白斑
Vitiligo
大磯 直毅
(近畿大学准教授)

病態

 白斑はメラノサイトが自己免疫機序などにより破壊され,消失して発症する.

【頻度】罹患率は約0.5~1.0%とされる.白斑の家族歴はおよそ10%である.

【病因・発症機序】白斑発症には遺伝因子と環境因子が関与する.関連遺伝子は,自己抗原,自然免疫,獲得免疫,自然免疫と獲得免疫,現時点では機能不明に分類できる.

 環境因子として,紫外線,摩擦,搔破,精神的,身体的ストレスなどがある.


診断

【分類】Bordeaux VGICC classificationでは以下のように分類される.白斑(狭義:vitiligo)/非分節型白斑(non-segmental vitiligo).分節型白斑(segmental vitiligo).未分類型白斑(undetermined/unclassified vitiligo).

【鑑別診断で想起すべき疾患】第1章 「白斑を主徴とする疾患」の項()を参照.

【重

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