診療支援
検査

フェリチン   105点
ferritin
安井 寛
(聖マリアンナ医科大学特任准教授・内科学(血液・腫瘍内科))
今井 浩三
(札幌しらかば台病院 先端医療研究センター所長/札幌医科大学名誉教授)

基準値

●CLEIA法(SRL)

・男性:39.4~340ng/mL

・女性:3.6~114ng/mL

●LA法(BML)

・男性:21~282ng/mL

・女性:5~157ng/mL

●金コロイド凝集法

・男性:40~100ng/mL

・女性:20~70ng/mL


測定法 CLEIA,LA,金コロイド凝集法


検体量 血清0.3mL


日数 2~4日


目的 ①体内の貯蔵鉄量の把握,②組織の崩壊,炎症性サイトカインの作用の推測


Decision Level

●12ng/mL未満(減少)

[高頻度]鉄欠乏性貧血,潜在性鉄欠乏(妊娠,月経,成長,鉄摂取量低下など) [可能性]Huntington病 [対策]血清鉄,ヘモグロビン濃度,鉄結合能などを調べ鑑別診断を行う

●基準値上限以上(増加)

[高頻度]成人Still病,血球貪食症候群,急性白血病,慢性骨髄性白血病の急性転化,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫,細網肉腫,原発性肝癌,転移性肝

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