基準値 5ng/mL以下
測定法 CLEIA法
検体量 血清0.5mL
日数 3~5日
目的 肝線維化の程度の把握
Decision Level
●5~10ng/mL(軽度増加)
[高頻度]慢性肝炎,アルコール性肝障害,肝硬変,肝細胞癌,骨髄線維症 [可能性]急性肝炎,肺癌,糖尿病,妊娠,膜性腎症,甲状腺機能亢進症 [対策]肝機能検査,他の線維化マーカー・腫瘍マーカーの測定,画像診断,肝生検,骨髄穿刺
●10ng/mL以上(高度増加)
[高頻度]アルコール性肝障害,肝硬変,肝細胞癌,転移性肝癌 [可能性]劇症肝炎 [対策]肝機能検査,他の線維化マーカー・腫瘍マーカーの測定,画像診断,肝生検
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
Ⅳ型コラーゲンは基底膜の主要な構成成分である.肝臓の類洞には毛細血管にみられる基底膜構造がなく,肝の線維化に伴い類洞の毛細血管化により基底膜様構造が出現する.新生Ⅳ型コラーゲンの異化や基
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