基準値
・血清Mg濃度:1.7~2.6mg/dL
・尿中Mg濃度:水分摂取量の影響を受けるため基準値はない.1日排泄量は20~170mg
パニック値 1.0mg/dL以下,10mg/dL以上
パニック値とその原因病態・危険病態表
測定法 比色法(ルーチン検査)または原子吸光法
検体量
・血清0.5mL
・尿5mL
日数 0~1日
目的 Mg欠乏症または過剰症の診断
Decision Level
●1.7mg/dL以下(低Mg血症)
[高頻度]アルコール依存症,経口摂取不良,慢性下痢,吸収不良性疾患(腸切除,慢性膵炎),急性膵炎,糖尿病,薬剤(ループ利尿薬,サイアザイド利尿薬,プロトンポンプ阻害薬) [可能性]急性腎障害の利尿期,低体温,重症熱傷,refeeding症候群,hungry bone syndrome,Bartter症候群,Gitelman症候群,家族性高Ca尿性低Mg血症,家族性低Mg血症,代謝性アシド