測定法 詳細については各レポートを参照のこと
検体量 検査材料より単離した真菌
日数 2~4日
目的 抗真菌薬の最小発育阻止濃度(MIC)の測定
NOTE *保険適用:深在性真菌症(Candida,Cryptococcus)に限る.糸状菌は保険適用外
判読
1992年CLSI(旧NCCLS)から酵母様真菌を対象としたmacrodilution法による抗真菌薬の薬剤感受性試験が報告されて以降,RPMI1640を基礎培地とするmicrodilutionによる標準法が,日本(日本医真菌学会法;1995,1999年),米国(CLSI M27-A;1997年,M27-A2;2002年,M27-A3;2008年,M27-S4;2012年,M27-Ed4およびM60-A;2017年),欧州(EUCAST ver.6.1;2013年,ver7.0;2014年,ver9.0;2018年)から報告されている.
また,糸状菌に対する薬剤感受性試験の標準法もCLSI(M38-A2;2008年,M38-A3およびM61-A;2017年),EUCASTより報告されている.
●CLSI法(Clinical and Laboratory Standards Institute)
Candida属とCryptococcus neoformansを対象とし,アムホテリシンB(AMPH-B),フルシトシン(5-FC),フルコナゾール(FLCZ),ケトコナゾール(KCZ),イトラコナゾール(ITCZ),ボリコナゾール(VRCZ),anidulafungin,カスポファンギン(CPFG),ミカファンギン(MCFG)について報告している.接種菌量5.0×102~2.5×103CFU/mL,35℃で培養し,判定時間は薬剤によって異なっていた(M27-A3)(表163図).しかし,M27-Ed4ではCandida属を対象にすべ
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