診療支援
検査

抗ヘリコバクター・ピロリ抗体  
anti-Helicobacter pylori antibody
平田 喜裕
(東京大学医科学研究所准教授・先端ゲノム医学分野)

基準値 陰性


測定法 LA法,免疫クロマト法,金コロイド免疫測定法,EIA法など


検体量 血清,血漿,全血,尿など0.5mL


日数 2~3日


目的‍ Helicobacter pylori感染の有無の判定


NOTE‍ 保険点数:70点(ヘリコバクター・ピロリ抗体定性・半定量),80点(ヘリコバクター・ピロリ抗体)


Decision Level

●陽性

[高頻度]H. pylori感染患者またはその既往者 [可能性]H. pylori除菌成功 [対策]除菌治療を行う.「ヘリコバクター・ピロリの検査」の項を参照


異常値のでるメカニズムと臨床的意義

‍ H.pylori感染に対する免疫反応によって産生される抗体を血清を用いて測定する方法であり,胃粘膜への感染を内視鏡を用いずに間接的に診断することができるため健診などで用いられることも多い.測定法,用いる抗原がキットによって異なり,カットオフ値,検出下限値,感度,

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