基準値 陰性
測定法 ラテックス凝集法(LA)
検体量 脳脊髄液(最低0.5mL以上)または培養した集落
日数
・院内検査:約20分
・院外検査:2~3日
目的 ヘモフィルスインフルエンザ(b型)菌による髄膜炎の迅速診断
Decision Level
●陽性
[高頻度]細菌性髄膜炎 [対策]本菌の抗原検査と同時にグラム染色および分離培養を行う.重症例の場合は,一般的に初期から菌血症となるので血液培養を行う.抗菌薬による治療には,アンピシリン耐性株が増加していることから,セフトリアキソン,セフォタキシムおよびメロペネムなどを用いる.Hibは肺炎や敗血症などの感染症の起炎菌となりうるが,なかでも重篤な感染症がHib髄膜炎である
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
本菌は莢膜多糖類の抗原性によりa~fまでの6つの血清型に分類されており,髄膜炎の起炎菌として最もよく認められているのがb型(Hib)である.本検査はb型
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