基準値 陰性
測定法 イムノクロマト法(ICA)
検体量 鼻腔ぬぐい液,鼻腔吸引液:スワブで採取
日数 15~30分(院内検査)
目的 RSウイルス(respiratory syncytial virus;RSV)感染症の迅速診断
Decision Level
●陽性
[高頻度]RSV感染症 [対策]主に冬季に流行し,上気道炎や細気管支炎,肺炎といった症状を呈する感染症である.成人が罹患した場合は軽い感冒症状を呈するものの,重症化することは少ない.しかし,乳幼児や低出生体重児,免疫不全の児などが罹患した場合は重症化しやすく,突然死につながる無呼吸を引き起こすこともある.現在利用可能な予防薬としては,遺伝子組み換え技術を利用して作製されたモノクローナル抗体製剤であるパリビズマブ(シナジス®)が有用とされており,保険適用となる対象には制限があるものの,感染予防や呼吸器症状の重篤化の抑制が期待できる.一方,R
関連リンク
- 今日の治療指針2024年版/小児のかぜ症候群
- 臨床検査データブック 2023-2024/百日咳菌抗体 [保]*
- 臨床検査データブック 2023-2024/ノロウイルス抗原〔NV抗原〕 [保] 150点
- 臨床検査データブック 2023-2024/ヒトメタニューモウイルス抗原〔hMPV抗原〕 [保] 142点
- 臨床検査データブック 2023-2024/RSウイルス抗体〔RSV抗体〕 [保] 79点
- 臨床検査データブック 2023-2024/インフルエンザ
- 新臨床内科学 第10版/6 百日咳
- 新臨床内科学 第10版/4 RSウイルス感染症
- 新臨床内科学 第10版/5 ヒトメタニューモウイルス感染症
- 今日の診断指針 第8版/インフルエンザ