基準値 陰性
測定法 リアルタイムRT-PCR法
検体量
・鼻咽頭ぬぐい液適量,または鼻腔ぬぐい液適量.
・「SGNP nCoV/Flu PCR検出キット」では唾液も可,検査担当者に問い合わせする.
NOTE 咽頭ぬぐい液不可
日数 1~3日
目的 SARS-CoV-2感染またはインフルエンザウイルス感染の診断補助
NOTE 試薬によってはインフルエンザをA型とB型に分けて陽性・陰性を判定できない.
Decision Level
●陽性
[高頻度]COVID-19またはインフルエンザ.特異性が高いのでたいていは他の検査を追加せずに確定診断できる
●判定不能
[高頻度]ウイルス量が非常に少ないか(回復期),ウイルスが存在しない [対策]データ解析後,各ウイルスごとにCt値が試薬メーカーの定めた条件を満たすことを確認する.条件を満たさない場合は再測定を推奨する.なお,反応終了後Ct値を算出し,求められない場合に陰性とすることになっている
●陰性
[可能性]COVID-19またはインフルエンザを否定できない [対策]再検査
異常値のでるメカニズムと臨床的意義
SARS-CoV-2もインフルエンザウイルスも鼻咽頭や鼻腔にウイルスが存在する.①COVID-19:鼻咽頭ぬぐい液に含まれるSARS-CoV-2のRNAの変異によって変化しにくいOrf1ab/E/N領域を検出する.②インフルエンザ:鼻咽頭ぬぐい液に含まれるA/B型インフルエンザウイルスのRNAのM/NS領域を検出する.この2つの感染症の臨床所見は類似するので鑑別に有用である.
[感度・特異度]
感度90%以上(確実な検出感度は約50コピー/反応,キットによっては最小検出感度は約10コピー/反応),特異度99%以上.
[関連する検査]
新型コロナウイルス・インフルエンザ・RSウイルス核酸同時検出が2022年10月28日より保険適用となった(700点).
判読
重症
関連リンク
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- 臨床検査データブック 2023-2024/百日咳菌核酸検出 [保] 360点
- 臨床検査データブック 2023-2024/新型コロナウイルス抗体定量《SARS-CoV-2抗体定量》
- 臨床検査データブック 2023-2024/新型コロナウイルス・インフルエンザ抗原同時検出《SARS-CoV-2・インフルエンザ抗原同時検出》 [保] 420点
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- 臨床検査データブック 2023-2024/新型コロナウイルス・RSウイルス核酸同時検出《SARS-CoV-2・RSウイルス核酸同時検出》 [保] 700点
- 臨床検査データブック 2023-2024/ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(SARS-CoV-2を含む) [保]*
- 臨床検査データブック 2023-2024/SARSコロナウイルス抗体
- 臨床検査データブック 2023-2024/インフルエンザウイルス抗体 [保] 79点
- 臨床検査データブック 2023-2024/デングウイルス抗原・抗体同時測定 [保] 233点
- 臨床検査データブック 2023-2024/ジカウイルス遺伝子検査