診療支援
検査

ヒトパルボウイルスB19遺伝子検査《エリスロウイルスB19遺伝子検査》
human parvovirus B19 DNA《erythrovirus B19 DNA》
石井 恵子
(東北大学大学院非常勤講師・感染分子病態解析学)
南嶋 洋一
(宮崎大学名誉教授)

基準値

・定性PCR法:検出せず

・リアルタイムPCR法:100コピー/mL血清 未満


測定法 定性PCR法,リアルタイムPCR法


検体量 血清0.5~1.0mL


日数 3~14日


目的 ヒトパルボウイルスB19感染症の診断


Decision Level

●定性PCR法:増幅,リアルタイムPCR法:100コピー/mL血清 以上

[高頻度]小児の伝染性紅斑(リンゴ病), 成人の伝染性紅斑(関節炎や皮疹) [可能性]溶血性貧血患者における重症貧血発作(aplastic crisis),免疫抑制者および免疫不全者における慢性貧血(赤芽球癆),妊娠早期に母体が初感染した際の胎児感染など [対策]血液中のウイルスゲノムDNAを増幅して検出するPCR法は現在のウイルス感染を示す有用な診断法であるが,保険適用されていない.定性PCR法はウイルスの存在の有無を判定する方法で,感度を上げるためにプライマーを変えて,2回のPC

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