診療支援
検査

コレラ
古川 恵一
(国保旭中央病院・感染症センター長)

病態

・コレラ菌(Vibrio cholerae O1およびO139のうちコレラ毒素産生菌)が小腸に感染して,菌体外毒素によって起こる急性下痢症.V. cholerae O1は古典型とエルトール型に分けられるが,近年はエルトール型が多い.

・東南アジアなど発展途上国,衛生環境不良な地域に多い.日本では大部分が輸入感染で2020年には1例,2021年は0例報告.

・本菌で汚染された海産貝類,汚染された水,食物の経口摂取により感染する.

・潜伏期は2~3時間

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