診療支援
検査

猩紅熱
古川 恵一
(国保旭中央病院・感染症センター長)

病態

・A群溶連菌(Streptococcus pyogenes)感染による咽頭扁桃炎に続発して全身に紅斑が出現した状態.5~15歳の小児に多い.A群溶連菌の菌体外毒素Pyrogenic exotoxin(Erythrogenic toxinA,B,C)に対する遅延型皮膚反応による.

・主に飛沫感染で潜伏期は2~4日.

・発熱と咽頭部発赤,扁桃腺の発赤・腫脹・膿栓,頸部リンパ節腫大と圧痛がみられる.

・びまん性の紅斑は圧迫で枝分かれし,1~2mm

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?