最初の10分メモ
含有する製品
・フルボキサミン薬(ルボックス®,デプロメール®)
・パロキセチン薬(パキシル®)
・セルトラリン(ジェイゾロフト®薬)
・ミルナシプラン(トレドミン®薬)
・デュロキセチン(サインバルタ®薬)
診断のポイント
・うつ病や不安障害などの病歴またはSSRI,SNRIの服用歴がある患者に,ミオクローヌス,発汗,振戦,発熱などのセロトニン症候群の症状を認める.
治療のポイント
・ほとんどの症状は24時間以内に自然消退する.
・セロトニン症候群には非特異的セロトニン受容体拮抗薬であるシプロヘプタジン塩酸塩薬を経口投与.
Do&Don't
・稀にセロトニン症候群が重症化して集中治療を要することがあるので注意.
概説
第3世代抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)およびセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)は,薬理学的選択性が高く,副作用が少なく,過量服薬によ
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