最初の10分メモ
含有する製品
・グルホシネート(バスタ®,ハヤブサ®)
診断のポイント
・グルホシネート含有除草剤への曝露歴または曝露が生じる状況がある患者に,消化器症状や(着色剤による)青色の吐物を認める.
・図1図に示した小山らのノモグラム(小山ら,1997年)が遅延性に生じる重症化の予測に有用である.
治療のポイント
・バスタ®液剤で100mL以上を服用しているか,グルホシネートの血中濃度を小山らのノモグラムにプロットして重症化の可能性があれば,予防的に,適切な鎮静下で気管挿管および人工呼吸器管理を施行して,遅発性に生じる突然の呼吸停止などに備える.
・グルホシネートは速やかに腎排泄されるので,輸液によって尿量を維持.
Do&Don't
・初診時には症状が乏しくても,グルホシネート含有除草剤中毒を疑ったら最低48時間はパルスオキシメータなどによって呼吸状態を持続モニターして厳重に管理.
概説
非選択型除
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