▼定義
重症型のGH分泌不全性低身長症様の症状をきたすにもかかわらず,血中GH値が高値を示す.
▼病態
一般的にはGH受容体遺伝子の変異による.これまで70種類以上のGH受容体遺伝子の変異が発見されているが,主にGH受容体の細胞外ドメインの変異例が多い.一部に細胞質内・細胞内ドメインの変異例も報告されている.さらに近年,GH受容体以降のシグナル伝達系であるSTAT5B遺伝子の変異例が報告された.
▼疫学
1966年以降,ユダヤ人を中心にこれまでに250例以上のGH
関連リンク
- 今日の治療指針2024年版/成長ホルモン(GH)分泌不全症
- 臨床検査データブック 2023-2024/成長ホルモン〔GH〕 血中成長ホルモン〔血中GH〕 [小][保] 108点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/成長ホルモン〔GH〕 GHRH負荷試験(成長ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/インスリン様成長因子-Ⅰ〔IGF-Ⅰ〕《ソマトメジンC》 [保] 212点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン負荷試験〔TRH負荷試験〕 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2023-2024/卵胞刺激ホルモン〔FSH〕 [小][保] 108点(包)
- 新臨床内科学 第10版/6 成長ホルモン分泌不全性低身長症