診療支援
治療

5 高マグネシウム血症
hypermagnesemia
坂口 悠介
(大阪大学大学院・腎疾患臓器連関制御学)

学びのポイント

●高Mg血症による症状が出現するのはおおむね血中Mg濃度が5.0mg/dL以上を超えてからである.

●Mg製剤内服中の患者では血中Mg濃度を必ず確認する.

▼定義

 血中マグネシウム(Mg)濃度が基準範囲(1.8~2.4mg/dL)を上回った状態を高Mg血症と定義する.

▼病態

 高Mg血症の病態は,①摂取

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