抗菌薬の併用方法には大別して3つが存在する.
1つは,抗菌薬単剤ではカバーする微生物のスペクトラムが広すぎてカバーできない場合に,ほかの薬剤を加えて足りないところを補う方法である.例えば50歳代の既往に肝硬変のある男性が重症の肺炎でICU入室し挿管されたとする.この場合は,原因微生物として肺炎球菌,レジオネラを想定しておく必要がある.これらは重症肺炎を起こす原因微生物としてよく知られてい
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