適応
1真菌感染症 〈適応菌種〉アスペルギルス属,カンジダ属,クリプトコックス属,ブラストミセス属,ヒストプラスマ属 〈適応症〉真菌血症,呼吸器真菌症,消化器真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎,口腔咽頭カンジダ症,食道カンジダ症,ブラストミセス症,ヒストプラスマ症
2好中球減少が予測される血液悪性腫瘍又は造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
注意
1)2好中球減少が予測される血液悪性腫瘍又は造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防に対しては,好中球数が500/mm3未満に減少することが予測される場合に投与
2)1食道カンジダ症を疑う場合は,内視鏡検査を実施するなど確定診断後に投与
用法
1〔真菌血症,呼吸器真菌症,消化器真菌症,尿路真菌症,真菌髄膜炎,ブラストミセス症,ヒストプラスマ症〕20mL(200mg)を1日1回空腹時に経口(増減) ►但し,1回量の最大は20mL,1日量の最大は40mL 〔口腔咽頭カンジダ症,食道カンジダ症〕20mL(200mg)を1日1回空腹時に経口 220mL(200mg)を1日1回空腹時に経口(増減) ►但し,1回量の最大は20mL,1日量の最大は40mL 注意
①1
a)ブラストミセス症,ヒストプラスマ症:ブラストミセス症及びヒストプラスマ症の初期治療又は重症の患者に対しては,本剤で治療を開始しない
b)口腔咽頭カンジダ症:服薬の際,数秒間口に含み,口腔内に薬剤をいきわたらせた後に嚥下する.尚,本剤は主として消化管から吸収され作用を発現
②2
a)好中球数が1,000/mm3以上に回復する,又は免疫抑制剤の投与終了等,適切な時期に投与終了
b)患者の状態(服薬コンプライアンス,併用薬及び消化管障害等)により血中濃度が上昇しないと予測される場合,血中濃度モニタリングが望ましい
③本剤はイトリゾールカプセル50と生物学的に同等ではなく,バイオアベイラビリティが向上し