適応
非オピオイド鎮痛薬で治療困難な以下の疾患における鎮痛
1非癌性慢性疼痛
2抜歯後の疼痛
注意慢性疼痛においては,その原因となる器質的病変,心理的・社会的要因,依存リスクを含めた包括的な診断を行い,投与の適否を慎重に判断
用法
11回1錠,1日4回経口.投与間隔は4時間以上空ける ►(増減)1回2錠,1日8錠を超えて投与不可.又,空腹時の投与は回避 21回2錠を経口 ►尚,追加投与の際は,投与間隔を4時間以上空け,1回2錠,1日8錠を超えての投与不可.又,空腹時の投与は回避 注意
①投与の継続:慢性疼痛患者で,投与開始後4週間を経過しても効果が得られない場合,他の適切な治療への変更を検討.又,定期的に症状及び効果を確認し,投与継続の必要性について検討
②投与の中止:慢性疼痛患者で投与を必要としなくなった場合,退薬症候発現防止のために徐々に減量
!警告
1)重篤な肝障害発現のおそれに注意し,アセトアミノフェンの1日総量が1,500mg(本剤4錠)を超す高用量で長期投与する場合には,定期的に肝機能等を確認等,慎重に投与
2)本剤とトラマドール又はアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,過量投与に至るおそれ→これらの薬剤との併用を回避
禁忌
1)12歳未満の小児
2)アルコール,睡眠薬,鎮痛薬,オピオイド鎮痛剤又は向精神薬による急性中毒(中枢神経抑制及び呼吸抑制を悪化)
3)MAO阻害薬を投与中又は投与中止後14日以内
4)ナルメフェン塩酸塩を投与中の患者又は投与中止後1週間以内
5)治療により十分な管理がされていないてんかん(症状悪化)
6)消化性潰瘍(症状悪化)
7)重篤な血液の異常(重篤な転帰)
8)重篤な肝障害(重篤な転帰)
9)重篤な腎障害(重篤な転帰)
10)重篤な心機能不全(循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪)
11)アスピリン喘息(非ステロイド製剤による喘息発作の誘発)