適応
1関節リウマチ,リウマチ熱,変形性関節症,強直性脊椎炎,関節周囲炎,結合織炎,術後疼痛,歯痛,症候性神経痛,関節痛,腰痛症,筋肉痛,捻挫痛,打撲痛,痛風による痛み,頭痛,月経痛
2急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛
3川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)
用法
11回0.5~1.5g 1日1~4.5g(増減) ►但し,上記の最高量まで 21回0.5~1.5g頓用(増減) ►但し,原則として1日2回まで 1日最大4.5gを限度 ►空腹時回避 3急性期有熱期間:1日30~50mg/kg 3回に分けて投与 解熱後回復期~慢性期:1日3~5mg/kg 1日1回投与(増減) 注意
①他の消炎鎮痛薬との併用は避けることが望ましい
②3原則として川崎病の診断がつき次第投与開始
③3川崎病では発症後数カ月間,血小板凝集能が亢進しているので,回復期において本剤を発症後2,3カ月間投与し断層心エコー図等の冠動脈検査で障害が認められない場合は投与中止.冠動脈瘤が形成した場合は退縮が認められるまで投与継続が望ましい
④3川崎病治療において,低用量では十分な血小板機能抑制が認められない場合もあるため適宜血小板凝集能測定を考慮
禁忌
*:川崎病除く
1)過敏症(本剤,サリチル酸系製剤)
2)消化性潰瘍(PG生合成抑制作用により胃の血流量が減少し消化性潰瘍を悪化)
3)アスピリン喘息(NSAIDsによる喘息発作誘発)又はその既往歴(重症の喘息発作誘発)
4)出産予定日12週以内の妊婦
5)重篤な血液の異常(血小板機能障害を起こし悪化)*
6)重篤な肝障害*
7)重篤な腎障害*
8)重篤な心機能不全*
9)3出血傾向
注意
〈基本〉
①対症療法であることに留意
②過度の体温降下,虚脱,四肢冷却等発現→特に高熱を伴う幼小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者では十分注意
③慢性疾患(関節リウマチ,変形性関節症等)には以下を