診療支援
診断

熱傷
Burn Injury
青木 弘道
(東海大学講師・救命救急医学)

頻度

よくみる

GL

熱傷診療ガイドライン改訂(第3版)(2021)

診断のポイント

 熱傷の面積と深度を適切に診断することが治療を行ううえで重要。それにより外来で管理可能か,また熱傷専門施設への紹介が必要か判断する。

緊急対応の判断基準

【1】熱傷の面積,深度,部位,原因,既往などにより熱傷専門施設への紹介の必要性を判断する(表1)。

【2】紹介が必要な場合には,創部を清浄化し外用薬は使用せず清潔なシーツなどで覆い保温し,迅速に搬送する。

症候の診かた

【1】熱傷面積は全体表面積(TBSA:total body surface area)に対する熱傷面積(%TBSA)で表記し,Ⅱ度とⅢ度熱傷の面積を9の法則(成人)や5の法則(小児),Lund&Browderの公式,手掌法などで概算する。

【2】手掌法は実用的で患者の全指腹と手掌を約1%として面積を概算し,小範囲での使用に推奨されている。

【3】熱傷深度は肉眼

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください