適応
1下記の重症又は難治性真菌感染症
a)侵襲性アスペルギルス症,肺アスペルギローマ,慢性壊死性肺アスペルギルス症
b)カンジダ血症,食道カンジダ症,カンジダ腹膜炎,気管支・肺カンジダ症
c)クリプトコックス髄膜炎,肺クリプトコックス症
d)フサリウム症
e)スケドスポリウム症
2造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
注意1カンジダ感染の治療については,他の抗真菌剤が無効あるいは忍容性に問題があると考えられる場合に本剤の使用を考慮 2真菌感染に高リスクの患者(好中球数が500/mm3未満に減少することが予測される患者等)が対象
用法
内成人(体重40kg以上)初日:1回300mg 1日2回,2日目以降:150mg又は200mg 1日2回 食間 ►状態に応じて,又は効果不十分な場合増量可.初日の上限は1回400mg1日2回,2日目以降の上限は1回300mg1日2回まで 成人(体重40kg未満)初日:1回150mg1日2回,2日目以降:1回100mg1日2回食間 ►状態に応じて,又は効果不十分な場合:2日目以降は1回150mg1日2回まで増量可 小児(2歳以上12歳未満及び12歳以上で体重50kg未満)ボリコナゾール注射剤による治療を行った後,1回9mg/kgを1日2回食間に経口 ►状態に応じて,又は効果不十分の場合には1mg/kgずつ増量し,忍容性が不十分の場合には1mg/kgずつ減量.最大投与量として350mgを用いた場合は50mgずつ減量.但し,1回350mg1日2回を上限 小児(12歳以上で体重50kg以上)ボリコナゾール注射剤による治療を行った後,1回200mgを1日2回食間に経口 ►状態に応じて,又は効果不十分の場合には1回300mg1日2回まで増量可 注成人初日:1回6mg/kgを1日2回,2日目以降:1回3mg/kg又は1回4mg/kgを1日2回点滴静注 小児(2歳以上1