診療支援
薬剤

サラゾスルファピリジン新様式E
6219
salazosulfapyridine
アザルフィジンEN Azulfidine EN(あゆみ)
 腸溶錠:250・500mg
サラゾスルファピリジン(腸溶250・500 各社)

適応

関節リウマチ

用法

1日1g 分2(朝・夕) ►消炎鎮痛剤等で不十分な場合に使用 注意

①通常1~2カ月後に効果が得られるので,臨床効果が発現するまでは,従来より投与している消炎鎮痛剤は継続して併用することが望ましい

②高齢者では,少量(0.5g 1日1回 夕食後)から投与を開始する等慎重に

禁忌

1)過敏症(サルファ剤,サリチル酸製剤)

2)低出生体重児,新生児

注意

〈基本〉

①関節リウマチの治療に十分な経験を持つ医師の下で使用

②臨床試験で1日投与量2gでは1gに比し副作用発現率が有意に高い→用法・用量厳守

③投与開始前に,必ず血液学的検査,肝機能検査及び腎機能検査.投与中は臨床症状の観察と各検査を定期的に(投与開始後最初の3カ月は2週間に1回,次の3カ月間は4週間に1回,その後は3カ月に1回)実施

〈検査〉ALT,AST,CK-MB,GLDH,血中アンモニア,血中チロキシン,血中グルコース等の測定値がみかけ上増加又は減少→検査結果の解釈は慎重に.本剤・代謝物等は,NAD(H)又はNADP(H)を使用した340nm付近の紫外線吸光度測定に干渉する可能性→検査方法により検査結果に及ぼす影響が異なることが報告 〈適用上〉

➊腸溶性製剤であり,噛んだり砕いたりせずに服用するよう注意

〈その他〉

➊本剤の成分により皮膚,爪及び尿・汗等の体液が黄色~黄赤色に着色.又ソフトコンタクトレンズが着色

患者背景

〈合併・既往〉

①血液障害

②気管支喘息(急性発作)

③急性間欠性ポルフィリン症(急性発作)

④グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠乏患者(溶血)

⑤他の薬物に過敏症の既往歴

〈腎〉投与開始前に,必ず血液学的検査,腎機能検査.投与中は臨床症状の観察と各検査を定期的に(投与開始後最初の3カ月は2週間に1回,次の3カ月間は4週間に1回,その後は3カ月に1回)実施 〈肝〉投与開始前に,必ず血液学的検査,肝機能検査.投与中は臨床症

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