適応
1神経症における不安・緊張・抑うつ
2心身症(自律神経失調症,心臓神経症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ
用法
1日1~3mg 分2~3(増減)
禁忌
1)急性閉塞隅角緑内障(抗コリン作用による眼圧上昇)
2)重症筋無力症(筋弛緩作用による症状悪化)
注意
〈基本〉
➊眠気等→運転不可
②連用により薬物依存を生じることがある→漫然継続長期使用回避.投与継続時は必要性を十分に検討
〈その他〉投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で,新たに本剤を投与する場合,本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化,遅延するおそれ
患者背景
〈合併・既往〉
①心障害(症状悪化)
②脳に器質的障害(作用増強)
③衰弱者(作用増強)
④中等度又は重篤な呼吸不全(症状悪化)
〈腎〉排泄遅延 〈肝〉排泄遅延
〈妊婦〉妊C有益のみ〔他のベンゾジアゼピン系化合物で口唇裂(口蓋裂含む)等が有意に多い疫学報