診療支援
薬剤

パロキセチン塩酸塩水和物新様式EH運転△
1179
paroxetine hydrochloride hydrate
パキシル Paxil(GSK)
 :5・10・20mg CR錠(徐放錠):6.25・12.5・25mg
AGパロキセチン「SPKK」(5・10・20 サンドP),パロキセチン(5・10・20 各社,OD錠5・10・20 東和薬)

適応

1うつ病・うつ状態

2パニック障害

3強迫性障害

4社会不安障害

5外傷後ストレス障害

徐錠

1うつ病・うつ状態

注意

1)徐錠24歳以下で自殺念慮・自殺企図のリスク増加の報告→リスクとベネフィットを考慮

2)社会不安障害,外傷後ストレス障害の診断はDSM等の適切な診断基準に基づき慎重に実施,基準を満たす場合にのみ投与

用法

11日1回20~40mg 夕食後 ►投与は1回10~20mgより開始,原則1週毎に10mg/日ずつ増量 ►1日40mgを超えない範囲で増減 21日1回30mg 夕食後 ►投与は1回10mgより開始,原則1週毎に10mg/日ずつ増量 ►1日30mgを超えない範囲で増減 31日1回40mg 夕食後 ►投与は1回20mgより開始,原則1週毎に10mg/日ずつ増量 ►1日50mgを超えない範囲で増減 41日1回20mg 夕食後 ►投与は1回10mgより開始,原則1週毎に10mg/日ずつ増量 ►1日40mgを超えない範囲で増減 51日1回20mg 夕食後 ►投与は1回10~20mgより開始,原則1週毎に10mg/日ずつ増量 ►1日40mgを超えない範囲で増減 徐錠1初期用量1日1回12.5mg その後1週間以上かけて1日25mgに増量 夕食後 ►1週間以上の間隔をあけ12.5mg/日ずつ増量 ►1日50mgを超えない範囲で増減 注意

①本剤の投与量は必要最小限となるよう慎重に観察しながら調節.

②原則として,5mg錠 徐錠6.25mg錠は減量又は中止時のみに使用

!警告

‍ 海外で7~18歳の大うつ病を対象としたプラセボ対照試験において有効性が確認できなかった報告.自殺に関するリスクが増大するとの報告もあり,18歳未満の大うつ病患者に投与する場合には適応を慎重に検討

禁忌

1)過敏症

2)MAO阻害薬投与中或いは投与中止後2週間以内

3)ピモジド投与中

注意

〈基本〉

➊眠気,めまい等→運転

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