適応
1脳腫瘍時の脳圧降下,頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下,腎・尿管結石時の利尿,緑内障の眼圧降下
2メニエール病
用法
11日量70~140mL又は70~140g 分2~3(適増) 21日1.5~2.0mL/kg又は1.5~2.0g/kgを標準用量とし,1日量90~120mL又は90~120g 分3 毎食後(増減) ►液剤は必要により冷水で2倍程度に希釈して投与
禁忌
1)過敏症
2)急性頭蓋内血腫(急性頭蓋内血腫を疑われる患者に,頭蓋内血腫の存在を確認することなく投与した場合,脳圧により,一時止血していたものが,頭蓋内圧の減少と共に再び出血し始める為,出血源を処理し,再出血の恐れのないことを確認しない限り投与しない)
注意
〈適用上〉液分包品は服用直前まで開封しない.服用後の残液は廃棄し,保存しない ゼ開封後すみやかに服用し,残した場合には廃棄 〈取扱上〉
①液保存条件により,多少色調の変化が見られるが,薬効には影響はない
②ゼ誤用に注意し,小児の手の届かない所に保管
患者背景
〈合併・既往〉
①脱水状態(利尿作用により症状悪化)
②尿閉(利尿作用により症状悪化)
③うっ血性心不全(浸透圧利尿作用のため循環血液量が増大し,心臓に負担をかける)
〈腎〉利尿作用により症状悪化
〈妊婦〉有益のみ 〈高齢〉減量等注意
副作用
〈重大〉ショック,アナフィラキシー→発疹,呼吸困難,血圧低下,動悸等が認められた場合は中止し処置 〈その他〉
1)消化器(嘔気,悪心,下痢,嘔吐,食欲不振)
2)精神神経(不眠,頭痛)
3)過敏症(発疹,紅斑)
4)電解質〔電解質異常(長期連用による)〕
動態
(30mL単回)T1/2:6.84±0.17時間
作用
血清浸透圧を高めることで,利尿作用,脳圧降下作用,眼圧降下作用を現す
構造式
保存
500mL瓶は開封後密栓し,冷所保存
規制
処方箋
審査情報
①急性低音障害型感音難聴
②内リンパ水腫