診療支援
薬剤

イソソルビド新様式
2139
isosorbide
イソバイド Isobide(興和)
 シロップ:70% 700mg/mL(20・23・30mL/包)
イソソルビド Isosorbide(三和)
 内服ゼリー:70% 700mg/g(20・30g/個)
イソソルビド(70% [液,40mL分包は後発品] セオリア)

適応

1脳腫瘍時の脳圧降下,頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下,腎・尿管結石時の利尿,緑内障の眼圧降下

2メニエール病

用法

11日量70~140mL又は70~140g 分2~3(適増) 21日1.5~2.0mL/kg又は1.5~2.0g/kgを標準用量とし,1日量90~120mL又は90~120g 分3 毎食後(増減) ►液剤は必要により冷水で2倍程度に希釈して投与

禁忌

1)過敏症

2)急性頭蓋内血腫(急性頭蓋内血腫を疑われる患者に,頭蓋内血腫の存在を確認することなく投与した場合,脳圧により,一時止血していたものが,頭蓋内圧の減少と共に再び出血し始める為,出血源を処理し,再出血の恐れのないことを確認しない限り投与しない)

注意

〈適用上〉分包品は服用直前まで開封しない.服用後の残液は廃棄し,保存しない 開封後すみやかに服用し,残した場合には廃棄 〈取扱上〉

保存条件により,多少色調の変化が見られるが,薬効には影響はない

誤用に注意し,小児の手の届かない所に保管

患者背景

〈合併・既往〉

①脱水状態(利尿作用により症状悪化)

②尿閉(利尿作用により症状悪化)

③うっ血性心不全(浸透圧利尿作用のため循環血液量が増大し,心臓に負担をかける)

〈腎〉利尿作用により症状悪化

〈妊婦〉有益のみ 〈高齢〉減量等注意

副作用

〈重大〉ショック,アナフィラキシー→発疹,呼吸困難,血圧低下,動悸等が認められた場合は中止し処置 〈その他〉

1)消化器(嘔気,悪心,下痢,嘔吐,食欲不振)

2)精神神経(不眠,頭痛)

3)過敏症(発疹,紅斑)

4)電解質〔電解質異常(長期連用による)〕

動態

(30mL単回)T1/2:6.84±0.17時間

作用

血清浸透圧を高めることで,利尿作用,脳圧降下作用,眼圧降下作用を現す

構造式

保存

500mL瓶は開封後密栓し,冷所保存

規制

処方箋

審査情報

①急性低音障害型感音難聴

②内リンパ水腫

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