オロパタジン塩酸塩新様式運転×

449

olopatadine hydrochloride

アレロック Allelock(協和キリン)

　錠：2.5・5mg　OD錠：2.5・5mg

　顆粒：0.5％　5mg/g(0.5g/包)

後オロパタジン塩酸塩(錠2.5・5　OD錠2.5・5　 各社，顆0.5％ 東和薬，ODフィルム2.5・5 救急，DS1％ 日本臓器)

適応

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹，皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎，痒疹，皮膚瘙痒症，尋常性乾癬，多形滲出性紅斑)

小児

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹，皮膚疾患(湿疹・皮膚炎，皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒

用法

1回5mg　1日2回　朝・就寝前(増減)　小児〔7歳以上〕1回5mg　1日2回　朝・就寝前　〔2歳以上7歳未満〕顆1回2.5mg　1日2回　朝・就寝前　注意OD錠口腔粘膜から吸収されないため，唾液又は水で飲み込む

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊眠気→運転不可

②効果が認められない場合は，漫然と長期投与しない

➌1季節性患者では，好発季節を考えて，その直前から開始し，終了時まで継続が望ましい

〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制し，確認に支障→検査前は投与不可　〈適用上〉

➊錠分割時は遮光保存

➋OD錠唾液で浸潤させ服用可．又，水でも服用可

〈その他〉投与中に心筋梗塞発症の報告(因果関係不明)

患者背景

〈合併・既往〉長期ステロイド療法を受けている患者(減量の場合は，十分な管理下で徐々に)　〈腎〉腎機能低下　CCr＜30mL/min(高い血中濃度持続のおそれ)　〈肝〉肝機能悪化のおそれ

〈妊婦〉妊B1有益のみ　〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行及び出生児の体重増加抑制が報告)　〈小児〉低出生体重児，新生児，乳児，幼児(顆2歳未満の幼児)の臨床試験は未実施　〈高齢〉生理機能低下．副作用発現し易い→低用量から開始等慎重に

副作用

〈重大〉劇症肝炎，肝機能障害(AST・ALT・γ-GTP・LDH・Al-Pの上昇等を伴う)，黄疸→中止し処置　〈その他〉

1)過敏症〔紅斑等の発疹，浮腫(顔面・四肢等)，瘙痒，呼吸困難〕→中止

2)精神神経〔眠気，倦怠感，口渇，頭痛・頭重感，めまい，しびれ感，集中力低下，不随意運動(顔面・四肢等)〕

3)消化器(腹部不快感，腹痛，下痢，嘔気，便秘，口内炎・口角炎・舌痛，胸やけ，食欲

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：yak_00000-00_a023c002d002z0014）