診療支援
薬剤

ルパタジンフマル酸塩新様式運転×
449
rupatadine fumarate
ルパフィン Rupafin(帝國)
 :10mg

適応

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹

3皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒

用法

12歳以上の小児及び成人には1回10mgを1日1回経口 ►症状に応じて1回20mgに増量可

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊効果が認められない場合は漫然と長期にわたり投与しないように注意

➋眠気を催すことがある→運転不可

1季節性の患者に投与する場合は好発季節を考えて,その直前から投与を開始し好発季節終了時まで続けることが望ましい

〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制する為アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前より投与中止 〈その他〉幼若雌性ラットにルパタジンを4週間反復経口投与した実験で本薬の薬理作用に起因すると考えられる卵巣重量減少,性周期(発情間期)延長等が認められた

患者背景

〈合併・既往〉てんかん既往(十分な問診を→発作があらわれるおそれ) 〈肝〉血中濃度が上昇 〈腎〉活性代謝物のデスロラタジンの血漿中濃度が上昇

〈妊婦〉非推奨 〈授乳婦〉非推奨(活性代謝物のデスロラタジンが母乳移行の報告あり) 〈小児〉12歳未満の小児等の臨床試験は未実施

相互

本剤は主として肝代謝酵素CYP3A4で代謝 〈併用注意〉

1)CYP3A4阻害剤(エリスロマイシン,ケトコナゾール等):併用により本剤の血中濃度が上昇(CYP3A4阻害により本剤の代謝が阻害)

2)グレープフルーツジュース:同時摂取により本剤の血中濃度が上昇(CYP3A4阻害により本剤の代謝が阻害)

3)アルコール:中枢神経系に影響を与える可能性がある為,併用する際は注意(中枢神経抑制作用が増強)

飲食物

副作用

〈重大〉

1)ショックアナフィラキシー:チアノーゼ,呼吸困難,血圧低下,血管浮腫等→投与中止し処置

2)てんかん:てんかんの既往のある患者で投与後に発作→使用に際しては十分な問診

3)痙攣→異常が認められた場合は投与を中止し処置

4)肝機能障害黄疸:AST・ALT・γ

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