診療支援
薬剤

オマリズマブ(遺伝子組換え)新様式運転△
229
omalizumab(genetical recombination)
ゾレア Xolair(ノバルティス)
 皮下注:150mg/1.2mL(202.5mg/V)*注射用水1.4mLに溶解した溶液1.2mL中の含有量
 皮下注シリンジ:75mg/0.5mL・150mg/1mL

適応

1気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)

2季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)

3特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)

注意1高用量の吸入ステロイド薬及び複数の喘息治療薬を併用しても症状が安定せず,通年性吸入抗原に対して陽性を示し,体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算表で定義される基準を満たす場合に本剤を追加して投与.症状が安定しない時は,以下の症状のいずれかが改善しないことを示す 成人

1)喘息に起因する明らかな呼吸機能低下(FEV1.0が予測正常値に対し80%未満)

2)毎日喘息症状が観察

3)週1回以上夜間症状観察

小児

1)毎日喘息症状観察

2)週1回以上夜間症状観察

3)週1回以上日常生活障害

2最新のガイドライン等を参考に,以下のいずれにも該当する患者に,ヒスタミンH1受容体拮抗薬に追加して投与すること

1)原因となる花粉抗原に対して血清特異的IgE抗体検査等で陽性を示す

2)過去の治療において,花粉抗原の除去と回避を行ったうえで,鼻噴霧用ステロイド薬とケミカルメディエーター受容体拮抗薬を併用しても,重症又は最重症のアレルギー性鼻炎症状が認められた

3)体重及び初回投与前血清中総IgE濃度が投与量換算表で定義される基準を満たす

3食物,物理的刺激等の蕁麻疹の症状を誘発する原因が特定されず,ヒスタミンH1受容体拮抗薬の増量等の適切な治療を行っても,日常生活に支障をきたすほどの痒みを伴う膨疹が繰り返して継続的に認められる場合に本剤を追加して投与すること

用法

11回75~600mg 2又は4週間毎 皮下注 ►1回あたりの投与量並びに投与間隔は,初回投与前の血清中総IgE濃度及び体重に基づき設定(詳細は下記を参照) ►75mg/V:1Vあたり0.9mLの注射用水で溶解.溶液0.6mLが投与量

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