適応
1気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
2慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎,肺気腫)の諸症状の寛解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
注意1開始前には,喘息症状を比較的安定な状態にしておく.特に,喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態のときには原則として本剤は使用しない 2増悪期の急性期治療を目的として使用する薬剤ではない
用法
1維持療法:1回1吸入 1日2回(増減) 1日最高投与量:1回4吸入 1日2回.維持療法で1回1吸入又は2吸入を1日2回投与患者は,発作発現時に頓用吸入を追加可.頓用は発作発現時に1吸入.数分後も発作持続する場合は,更に追加で1吸入.必要に応じてこれを繰り返すが,1回の発作発現につき,最大6吸入まで.維持療法と頓用吸入を合計した1日最高投与量は,通常8吸入までとし,一時的に12吸入まで増量可 21回2吸入 1日2回 注意1
①症状寛解がみられた場合は,治療上必要最小限の用量で投与.必要に応じ吸入ステロイド剤への切り替えも考慮
②β刺激薬の薬理学的作用による症状(動悸,頻脈,不整脈,振戦,頭痛及び筋痙攣等)の発現等により本剤を治療上必要な用量まで増量できない場合は,他の治療法を考慮
③〔維持療法として使用する場合〕喘息患者を対象とした国内臨床試験における本剤の1日最高量(1回4吸入1日2回)の使用経験は少ないため,最高用量(1回4吸入1日2回)の投与は慎重に行うこと
④〔維持療法に加え頓用吸入としても使用する場合〕
a)頓用吸入は維持療法としての使用に追加して行うこと.本剤は頓用吸入のみに使用しないこと
b)維持療法としての吸入に引き続き頓用吸入を行う場合は,維持療法と頓用吸入の合計で最大6吸入までとすること
c)維持療法として1回2吸入1日2回を超える用量を投与している場合は,発作発現時に本
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