診療支援
薬剤

メサラジン新様式
2399
mesalazine
ペンタサ Pentasa(杏林)
 :250・500mg
 顆粒:94% 1,060mg中メサラジン1,000mg(250・500・1,000・2,000mg/0.265・0.53・1.06・2.12g/包)
 注腸:1g/100mL 坐剤:1g
メサラジン(徐錠250・500 注腸1g 各社) [注腸1g(ケンエー)以外は後発品]

適応

1潰瘍性大腸炎(重症を除く)

2クローン病

注意直腸部の炎症性病変に対して使用.尚,腸内で到達する範囲は直腸部に限局される為,S状結腸より口側の炎症には効果が期待できない 注腸脾彎曲部より口側の炎症には効果が期待できない

用法

1成人1日1,500mg 分3 食後投与するが,寛解期には,必要に応じて1日1回の投与とすることができる(増減) 1日最大2,250mgを上限.但し,活動期には,必要に応じて1日4,000mgを2回に分割して投与できる 小児1日30~60mg/kg 分3 食後(増減) 1日最大2,250mgを上限 2成人1日1,500~3,000mg 分3 食後(適減) 小児1日40~60mg/kg 分3 食後(増減) 注腸1日1個を直腸内注入(適減) 1日1個を直腸内挿入 注意

①1日4,000mgへの増量は,再燃寛解型で中等症の潰瘍性大腸炎患者(直腸炎型を除く)に対して行うよう考慮

②1日4,000mgを,8週間を超えて投与した際の有効性は未確立な為,患者の病態を観察し,漫然と1日4,000mgの投与を継続しない

③経口剤を注腸剤又は坐剤と併用する場合は,メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し,特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量等注意 注意.併用時に異常が認められた場合は,注腸減量又は中止等処置 中止等処置

禁忌

1)重篤な腎障害

2)重篤な肝障害

3)過敏症

4)過敏症(サリチル酸エステル類,サリチル酸塩類)(交叉アレルギー)

注意

〈基本〉

①過敏症状(発熱,腹痛,下痢,好酸球増多等)が発現することがあり,又,潰瘍性大腸炎・クローン病が悪化(潰瘍性大腸炎の悪化)する為,異常が認められた場合は,減量又は中止等処置

②錠剤で間質性腎炎が報告→投与中はCr等の腎機能をモニター等観察

③錠剤で肝炎,肝機能障害,黄疸が報告→投与中

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