適応
高脂血症(家族性を含む) 注意
1)LDL-Cのみが高い高脂血症に対し,第一選択薬とはしない
2)適用前に検査を実施し,高脂血症の診断が確立した患者にのみ適用考慮
用法
錠1回0.1mg 1日2回 朝夕(増減) 最大用量は1回0.2mgを1日2回まで 徐錠1日1回0.2mg 但し,TG高値の程度により,1日1回0.4mgまで増量可 注意錠
①肝障害患者(Child-Pugh分類Aの肝硬変のある患者等)又は肝障害の既往歴のある患者に投与する場合は,必要に応じて減量を考慮
②急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症が現れる為,投与にあたっては患者の腎機能を検査し,eGFRが30mL/min/1.73m2未満の場合は低用量から開始するか,投与間隔を延長して使用.又,最大用量は1日0.2mgまで
徐錠急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症が現れる為,投与にあたっては患者の腎機能を検査し,eGFRが30mL/min/1.73m2未満の場合は投与の適否を慎重に判断し,投与する場合の用量は1回0.2mgを1日1回
禁忌
1)過敏症
2)重篤な肝障害,Child-Pugh分類B又はCの肝硬変或いは胆道閉塞
3)胆石(胆石形成が報告)
4)妊婦・妊娠
5)シクロスポリン,リファンピシンを投与中
注意
〈基本〉
①予め高脂血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や,高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減も考慮
②投与中は血清脂質値を定期的に検査し,効果が認められない場合は漫然と投与せず中止
③肝機能及び肝機能検査値に影響を及ぼす為,投与中は定期的に肝機能検査
④投与中にLDL-C値上昇の可能性がある為,投与中はLDL-C値を定期的に検査
⑤錠腎機能障害患者において急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症が現れる為,投与にあたっては患者の腎機能を検査し,eGFRが30mL/min/1.73m2未満の場合は減量又は投与間