適応
1閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍,疼痛及び冷感の改善
2高脂血症 〔EMカプセルは2のみ〕
注意〔高脂血症〕適用前に検査を実施し,高脂質血症であることを確認した上で適用考慮
用法
11回600mgを1日3回 食直後(増減) 21回900mgを1日2回又は1回600mgを1日3回 食直後.但し,TG異常を呈する場合は,程度により1回900mgを1日3回まで増量可 〔EMカプセル〕1回2gを1日1回 食直後.但し,TG高値の程度により,1回4gを1日1回まで増量可
禁忌
1)出血(血友病,毛細血管脆弱症,消化管潰瘍,尿路出血,喀血,硝子体出血等)(止血が困難)
2)ミフェプリストン・ミソプロストールを投与中
注意
〈基本〉〔閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍,疼痛および冷感の改善〕治療にあたっては経過を観察し,本剤で効果がみられない場合は,投与を中止し,他の療法に切替.又,投与中は定期的に血液検査が望ましい 〔高脂血症〕
①予め高脂血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮
②投与中は血中脂質値を定期的に検査し,治療に対する反応が認められない場合は投与を中止
〈適用上〉
➊〔EM除く〕空腹時に投与すると吸収が悪くなるので食直後に服用させる
➋噛まずに服用させる
〈その他〉
①コントロール不良の高血圧症を有し,他の抗血小板剤を併用した症例において,脳出血が現れた報告
②同一有効成分(4g/日)を含有する製剤の海外臨床試験において,心房細動又は心房粗動のリスク増加が報告
患者背景
〈合併・既往〉出血を助長する恐れ(月経期間中,出血傾向,手術予定の患者)
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
〈併用禁忌〉ミフェプリストン・ミソプロストールによる子宮出血の程度が悪化(本剤の抗血小板作用により