適応
2型糖尿病 注意予め糖尿病治療の基本である食事療法・運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り適用を考慮
用法
週1回0.5mgを皮下注.但し週1回0.25mgから開始し,4週間投与後,週1回0.5mgに増量(増減).週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な際は週1回1.0mgまで増量可 注意
①週1回投与の薬剤→同一曜日に投与
②投与を忘れた際は,次回投与までの期間が2日間(48時間)以上であれば,気づいた時点で直ちに投与し,その後は予め定めた曜日に投与.次回投与までの期間が2日間(48時間)未満であれば投与せず,次の予め定めた曜日に投与.尚週1回投与の定めた曜日の変更の必要がある際は,前回投与から少なくとも2日間(48時間)以上間隔を空ける
禁忌
1)過敏症
2)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので,投与すべきでない)
3)重症感染症,手術等の緊急の場合(インスリン製剤による血糖管理が望まれる→投与は適さない)
注意
〈基本〉
①本剤はインスリンの代替薬ではない.投与に際しインスリン依存状態を確認し,投与の可否を判断.インスリン依存状態の患者でインスリンからGLP-1受容体作動薬に切り替え,急激な高血糖・糖尿病性ケトアシドーシス発現の報告あり
②投与する場合は,血糖・尿糖を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ3~4カ月間投与し効果が不十分な際は速やかに他の治療薬へ切り替える
③持続性製剤であり,中止後も効果が持続→血糖値の変動や副作用予防,副作用発現時の処置について十分留意
➍使用に際し低血糖症状と対処方法を十分に説明
➎低血糖症状→運転注意
➏急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)→中止し,速やかに医師の診断を受けるよう指導
⑦胃腸障害の発現の際,急性膵炎の可能性を考慮し,必要に応じ画像検査等に