適応
重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療
用法
初回量として40mL(4g)を20分以上かけて静注後,毎時10mL(1g)より持続静注.症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し,最大投与量は毎時20mL(2g)までとする ►初回量投与の場合を除いて,持続注入ポンプを用いて投与 注意本剤の投与は48時間を原則とし,継続して投与する場合は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って投与し,漫然とした投与は行わない
禁忌
1)重症筋無力症(アセチルコリン放出抑制による骨格筋弛緩)
2)心ブロックの既往歴(洞房結節インパルス生成速度の遅延と伝導時間の持続を助長)
3)低張性脱水症(悪化)
注意
〈基本〉
①投与中及び増量時は,慎重に観察(膝蓋腱反射,呼吸数の変動の確認或いは血中Mg濃度のモニター等)
②分娩前2時間に投与する場合は,児に対する必要な対応を取ることができる状況下で,出生した児