診療支援
薬剤

アプレミラスト新様式
3999
apremilast
オテズラ Otezla(アムジェン)
 :10・20・30mg

適応

1局所療法で効果不十分な尋常性乾癬

2関節症性乾癬

3局所療法で効果不十分なベーチェット病による口腔潰瘍

注意次のいずれかを満たす尋常性乾癬又は関節症性乾癬患者に投与

1)ステロイド外用剤等で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ患者

2)難治性の皮疹又は関節症状を有する患者

用法

次の通り経口投与し,6日目以降は1回30mgを1日2回,朝夕

1日目:朝10mg 2日目:朝10mg・夕10mg 3日目:朝10mg・夕20mg 4日目:朝20mg・夕20mg 5日目:朝20mg・夕30mg 6日目以降:朝30mg・夕30mg 注意

①投与開始時に漸増投与を行わなかった場合,悪心,下痢,嘔吐等の発現率が高いことが示されている為,用法・用量を遵守

②重度の腎機能障害患者(Cockcroft-Gault式によるCcr値が30mL/min未満)では血中濃度が上昇の可能性.30mg1日1回投与する等減量も考慮し,慎重投与.尚,本剤30mg1日1回投与とする場合,投与開始時は朝の用量のみ投与

③〈局所療法で効果不十分な尋常性乾癬,関節症性乾癬〉治療反応は,通常投与開始から24週以内.24週以内に治療反応が得られない場合は治療計画の継続を慎重に再考

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

注意

〈基本〉十分な知識・経験をもつ医師の下で行う 〈適用上〉

➊服用時:錠剤を噛み砕いたり,割ったりしない

〈その他〉

12国内臨床試験(254例)において,うつ病及び自殺関連事象は報告されなかった.外国臨床試験(併合)のプラセボ対照期において,うつ病はプラセボ群1,411例中8例(0.6%),本剤30mg1日2回投与群1,668例中17例(1.0%)に認められ,このうちプラセボ群2例(0.1%),本剤群の4例(0.2%)については本剤との因果関係は否定されなかった.又自殺関連事象は,プラセボ群1,411例中1例(0.1%:

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