適応
シリペン既存治療で効果不十分な下記疾患
1尋常性乾癬,関節症性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症
2掌蹠膿疱症 点中等症~重症の活動期クローン病の寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 〔オートドーザー〕中等症~重症の活動期クローン病の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
注意シリペン1次の何れかを満たす患者に投与
1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ患者
2)難治性の皮疹,関節症状又は膿疱を有する患者
2中等症から重症の膿疱・小水疱病変を有する患者に投与 〔オートドーザー〕過去に,栄養療法,他の薬物療法(5-アミノサリチル酸製剤,ステロイド,アザチオプリン等)等による適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与
用法
シリペン11回150mgを初回,4週後,以降12週間隔で皮下注 ►状態に応じて1回75mgを投与可 21回150mgを初回,4週後,以降12週間隔で皮下注 〔オートドーザー〕点滴静注製剤による導入療法終了4週後から,360mgを8週間隔で皮下投与 注意
①本剤と他の生物製剤の併用について安全性及び有効性は確立していないので併用不可
②1治療反応は通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない場合は本剤の治療計画の継続を慎重に再考
③2通常投与開始から28週以内に得られる.28週以内に治療反応が得られない場合は,本剤の治療計画の継続を慎重に再考
点
①維持療法については,3回目投与の4週後から皮下投与用製剤の投与を開始(維持療法における用法及び用量は,皮下投与用製剤の添付文書を参照)
②皮下投与用製剤による維持療法中に効果が減弱した場合の1,200mg単回投与については,その必要性を慎重に検討.又,以下の点に注意
a)1,200mg単回投与を行った8週後から