適応
1〈適応菌種〉本剤に感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 〈適応症〉敗血症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,肺炎
2〈適応菌種〉本剤に感性のバンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウム 〈適応症〉各種感染症
注意原則として他の抗菌薬及び本剤に対する感受性(耐性)を確認
用法
内1日1,200mg 分2 1回600mg 12時間毎 小児12歳未満 1回10mg/kg 8時間毎 ►小児1回投与量として600mgを超えない 注1日1,200mg 分2 1回600mg 12時間毎に,30分~2時間かけて点滴静注 小児12歳未満 1回10mg/kg 8時間毎に,30分~2時間かけて点滴静注 ►小児1回投与量として600mgを超えない 注意
①点滴静注,経口投与及び切り替え投与のいずれの投与方法においても,28日を超える投与の安全性及び有効性は未検討.従って,原則として本剤の投与は28日を超えないことが望ましい.尚,28日を超えて投与した場合,視神経障害が現れることがある
②本剤はグラム陽性菌に対してのみ抗菌活性を有する.従ってグラム陰性菌等を含む混合感染と診断された場合,又は混合感染が疑われる場合は適切な薬剤を併用して治療
③注添加物としてブドウ糖5%(1バッグ300mL中15.072g)を含有.点滴静注する場合の速度は,10mL/kg/hr(ブドウ糖として0.5g/kg/hr)以下とする
④〔注射剤から錠剤への切り替え〕経口投与可能と医師が判断した場合は,同じ用量の錠剤に切り替え可
!警告
本剤の耐性菌の発現を防ぐため,適応,注意を熟読の上,適正使用に努める
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①耐性菌の発現等を防ぐため,以下のことに注意
a)感染症の治療に十分な知識と経験をもつ医師又はその指導の下で行う
b)投与期間は,感染部位,重症度,症状等を考慮し,適切な時期に,