頻度 ときどきみる(成人:感染率は下がっており30%未満である)
頻度 あまりみない(新生児)
治療のポイント
・感染年齢,感染時の宿主の免疫能により臨床像が異なる.初感染かそうでないか(再活性化・再感染)によっても病態が異なる.病態ごとに治療内容を選択する.
・抗ウイルス療法の開始時には,末梢血あるいは罹患臓器の組織学的な検索などによる活動性CMV感染の証明が重要である.
・抗サイトメガロウイルス薬の特徴を知ったうえで導入する必要がある.
◆病態と診断
A病態
・サイトメガロウイルス(CMV)はヘルペスウイルス科の1種(βヘルペスウイルス)であり,ヒトにのみ感染する.ほかのヘルペスウイルス科のウイルス同様,一度感染すると生涯にわたり潜伏感染し,宿主の細胞性免疫が低下する病態(移植後,HIV感染症など)が合併すると再活性化し,病気を起こす.
・多くの場合幼少期に感染が起きる.感染性のウイルスが母親の尿,母乳
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