適応
1脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善
2パーキンソン症候群
3A型インフルエンザウイルス感染症(シンメトレル)
注意3
1)医師が特に必要と判断した場合にのみ投与:例えば,A型インフルエンザウイルス感染症に罹患した場合に,症状が重く死亡率も高いと考えられる者(高齢者,免疫不全状態の患者等)及びそのような患者に接する医療従事者等
2)治療に用いる場合は,抗ウイルス薬の投与が全てのA型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ,使用の必要性を慎重に検討
3)予防に用いる場合は,ワクチンによる予防を補完するものであることを考慮し,以下の場合にのみ用いる
a)ワクチンの入手が困難
b)ワクチン接種が禁忌
c)ワクチン接種後抗体を獲得するまでの期間
4)A型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がない
用法
11日100~150mg 分2~3(増減) 2初期量:1日100mg 分1~2 1週後維持量:1日200mg 分2(増減) ►1日300mg 分3まで 31日100mg 分1~2(増減) ►但し,高齢者及び腎障害では投与量の上限を1日100mg 注意
①腎機能低下患者では血漿中濃度が高くなり意識障害,精神症状,痙攣,ミオクロヌス等の副作用が発現することがあるので,腎機能の程度に応じ投与間隔を延長する等慎重に(投与間隔目安は添付文書参照)
②1投与期間は臨床症状及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定,投与12週で効果が認められない場合は中止
③3本剤を用いる場合
a)発症後に用いる場合:発症後は可能な限り速やかに投与開始(発症後48時間以降に開始しても十分な効果が得られないとされている).又,耐性ウイルス発現を防ぐため,必要最小限の期間(最長でも1週間)にとどめる
b)ワクチンの入手が困難又はワクチン接種が禁忌の場合:地域又は施設において流行の徴候ありと判断された後,速やかに投与開