適応
内
1胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎による),逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群
2以下の疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善:急性胃炎,慢性胃炎の急性増悪期
注
1上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎による)
2Zollinger-Ellison症候群
3侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術,集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制
4麻酔前投薬
注意注3手術後に集中管理を必要とする大手術,集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷により,ストレス潰瘍が発症する可能性が考えられる場合に限り使用.尚,広範囲熱傷はBurn Index10以上の熱傷が目安
用法
内11回20mg 1日2回(朝食後・夕食後又は就寝前)又は1回40mg 1日1回(就寝前)(増減) ►上部消化管出血には注射で治療を開始し,内服可能になったら経口に切り換える 21回10mg 1日2回(朝食後・夕食後又は就寝前)又は1日1回20mg(就寝前)(増減) 注1~31回20mg 1日2回(12時間毎)(増減) ►20mgを生食液又はブドウ糖液にて20mLに希釈して緩徐に静注又は輸液に混合して点滴静注.又は,20mgを筋注 ►上部消化管出血及びZollinger-Ellison症候群では,一般的に1週間以内に効果の発現をみるが,内服可能となった後は経口に切り換える ►侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制では,術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度,その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与 41回20mg ►麻酔導入1時間前に筋注.又は,生食液又はブドウ糖液にて20mLに希釈し,麻酔導入1時間前に緩