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診断

3 胃もたれ・心窩部痛

胃もたれ・心窩部痛の鑑別

強い疼痛,持続痛,背部に放散痛,嘔吐がある場合は心血管系疾患と胆石症を疑う.

経口摂取(食事・牛乳・アルコール)による疼痛変化,制酸薬への反応,睡眠中の疼痛発作は上部消化管疾患を示唆するが,それだけで診断することは困難である.

胸やけ,嚥下障害,刺激物摂取でしみる場合は食道病変を疑う.

早期満腹感や体重減少を伴う場合は胃癌を第一に考える.

嘔気や軽度の心窩部圧痛は非特異的所見で鑑別に役立つことは少ない.

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