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診断

16 結核性腹膜炎・癌性腹膜炎

結核性腹膜炎

腹水ADA≧30-40U/Lが診断特性に優れる.

抗酸菌培養,遺伝子検査の感度は低いが,特異的な検査であり,薬剤耐性を知るうえでも重要である.

大網辺縁造影(omental rim sign),平滑な腹膜肥厚,腸間膜結節,リンパ節壊死,リンパ節石灰化は癌性腹膜炎よりも結核性腹膜炎を示唆する.

結核性腹膜炎の所見

腹水LDHは癌性腹膜炎のほうがより高値となりやすく,結核性腹膜炎では糖低値を認めやすい〔Singapore Med J. 2007

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