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15 大動脈解離

大動脈解離の疫学・リスク要因

中高年男性に多いが,若年者や女性では外傷,遺伝性結合織疾患,妊娠三半期,大血管炎,大動脈二尖弁がリスク要因として重要である.

罹患率は2.6-5.2/10万人年である〔救急医学 2002;26(10):1462-67. NAID:40005494455〕.

平均69.6歳で男性が57.1%を占める〔Eur Heart J Acute Cardiovasc Care. 2020 Oct;9(3_suppl):S21-S31. PMID:31460772〕.

上行大動脈に病変があるStanford A型(55%)と大動脈弓部~下行大動脈に限局するStanford B型(45%)に大別される.Stanford A型(24.3%)はStanford B型(4.5%)よりも死亡率が高い〔Eur Heart J Acute Cardiovasc Care. 2020 O

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