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19 末梢動脈疾患(PAD)

末梢動脈疾患

慢性下肢動脈閉塞症の内訳としては動脈硬化性の下肢閉塞性動脈疾患(lower extremity artery disease:LEAD)が圧倒的に多い.

血管系リスク要因(高齢,喫煙,高血圧症,糖尿病,脂質異常症,肥満症,心血管系疾患の既往)が重要である.

沖縄における下肢閉塞性動脈疾患(ABI≦0.9)の頻度(n=13,211)

末梢動脈疾患のリスク要因

末梢動脈疾患は無症状であっても心血管系の死亡がOR 2.35(1.91-2.89)で増加し,全死亡率もOR 2.99(2.16-4.12)で高くなる〔J Vasc Surg. 2015 Mar;61(3 Suppl):42S-53S. PMID:25721066(メタ解析)〕.

末梢動脈疾患の1-3%が包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb-threatening ischemia:CLTI)であり,この場

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