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6 脊椎関節炎

脊椎関節炎

比較的若年~中年に多い.

仙腸関節炎,下肢優位の非対称性末梢関節炎,腱付着部炎,指趾炎(ソーセージ状指),ぶどう膜炎,乾癬は脊椎関節炎に特徴的な所見である.

HLA-B27との関連からHLA-B27関連脊椎関節症ともよばれる(家族内発症を認めうる).

日本において脊椎関節炎の有病率は9.5人/10万人である〔J Rheumatol. 2001 Mar;28(3):554-9. PMID:11296958〕.


体軸性脊椎関節炎のASAS(Assessment of Spondyloarthritis International Society)分類基準

45歳未満で3か月以上続く背部痛を有する患者に適応する.

仙腸関節炎の画像所見と1つ以上の脊椎関節炎の特徴があるか,HLA-B27陽性と2つ以上の脊椎関節炎の特徴がある場合,体軸性脊椎関節炎と分類する.

X線写真ではニューヨーク

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