淋菌・クラミジア感染症
◉10-20歳台は性的活動が盛んであり,感染のリスクが特に高い.
◉淋菌感染は性行為後1週間以内に膿性分泌物など強い症状で発症することが多いため,性感染症と自覚して受診することが多い.
◉クラミジア感染は淋菌感染よりも多いが,無症候性感染であることも多く,症状の有無にかかわらず性的活動のあるすべての男女はクラミジア感染のリスクがあると考えるべきである.
◉淋菌・クラミジアは女性の子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患(pelvic inflammatory disease:PID),男性の尿道炎や精巣上体炎の主要な病原体であるが,感染経路によっては咽頭炎や直腸炎を発症/併発する.
●播種性淋菌感染症や淋菌性関節炎に関してはG-2「化膿性関節炎」を参照のこと(「化膿性関節炎」の「播種性淋菌感染症」参照→).
●日本におけるSTDとしての淋菌・クラミジア・マイコプラズマ感染者の頻度図
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