成長ホルモン〔GH〕　L-ドーパ負荷試験　　保 1,200点(包)

L-dopa test

加治　秀介

（兵庫県立大学名誉教授）

基準値　GHの頂値6ng/mL以上，成人では3ng/mL以上(リコンビナントヒトGHを標準品として測定)

測定法

・成人にはL-ドーパ500mgを内服投与．小児では100mg/10kg体重，もしくは体重15kg以下では125mg，15～30kgでは250mgを投与．投与前(0分)，投与後30，60，90，120分のGHを測定(RIA，EIA，FIA法)

・高プロラクチン(PRL)血症の患者でPRLの抑制を調べる場合には，同じ手順でPRL(必要に応じてGHも)を測定(RIA，EIA，FIA法)

検体量

・GH測定用：各血清0.5mL

・GHとPRLを測定する場合：各血清1mL

日数　数時間～5日

目的　GHないしPRL分泌異常症の診断と評価

Decision Level

■GH分泌負荷試験としてGHの反応をみる場合

●GH頂値3～6ng/mL(軽度減少)(リコンビナントヒトGHを標準品として測定)

[高頻度]中等症

初出:臨床検査データブック 2023-2024 発行:2023年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年11月7日　掲-ID：ken_05009-23_a007b002c001z0004）